TMフロアとダンスリュームの比較をしてみました
バレエ用のリノリウム、TMフロアとダンスリュームってどっちを買った方がいいですか?
というお問い合わせを頂く事がございます。
同じような機能性のもので種類があるとどれを選んだらいいのかと迷いますよね。
ワコードープロの2大人気商品 【TMフロア】【ダンスリューム】はそれぞれ別のメーカーの商品です。
- TMフロアは、内装材総合メーカーの東リと松山バレエ団が共同開発したものです。
- ダンスリュームは、主にゴムマットや塩ビマットを生産されている国内メーカーのオリジナル商品です。
松山バレエ団開発と聞くとすごそうですが、ダンスリュームもイギリスのプロバレエ団に採用された実績があり、なにより価格がTMフロアよりも安いので、弊社での販売数で比較すると正直なところダンスリュームに軍配があがります。
しかし気になるのは機能面や使用用途に適合するかですよね!さらに詳しくTMフロアとダンスリュームの特徴比較をしてみましょう。
残念ながらわたくし、憧れはするもののバレエの経験は全く無いので製品データをもとに下記の項目で比較していきたいと思います!
- 規格サイズ
- 色
- 防滑性
- 弾力性
- 反射/光沢
- 衝撃音
- 耐熱性
- メンテナンス性
△写真上:ダンスリューム(5色) 写真下:TMフロア(グレーのみ)
規格サイズ・重さ
- TMフロア:厚み:3mm 幅×長さ:1820mm×9m(最大配送長さ) 約5.9kg/m
- ダンスリューム:厚み2mm 幅×長さ:1840mmx7m(最大配送長さ)約5.6kg/m
色
- TMフロア:1色(グレー)
- ダンスリューム:5色(グレー/ライトグレー/ホワイト/チャコールグレー/ブラック)
防滑性
- TMフロア:ピルエットやパドブレなど激しい動きの中で、足と上体とのバランスを保ちやすい構造で、なめらかでありながら、滑りにくいものとなっています。
- ダンスリューム:表面はしっとりした柔らかさと、適度な滑りにくさを生み出すザラザラ(梨地)を施されています。
弾力性
- TMフロア:適度な柔軟性を有しているので、激しい動きを妨げることなく、軽快な動きを支えます。グランジュテなど大きく跳躍した着地でも衝撃を和らげます。
- ダンスリューム:柔らかく、優れたクッション性が特長です。
反射/光沢
- TMフロア:床への写りこみが少なく、見た目に舞台が煩わしくなりません。同時に照明効果を妨げません。
- ダンスリューム:独自技術により、床材が照明光の反射を抑制します。演者/演出品への余計な光の差し込みを抑え、対象物の舞台映えに貢献します。
衝撃音
- TMフロア:クッション層の働きによって、不要な残響音の発生が極めて低くなっていますので、舞台音響効果を妨げにくい構成となっています。
- ダンスリューム:記載なし
耐熱性
- TMフロア:熱による長さ変化量や熱膨張率が少なく、大光量の照明ライトの集光による、軟化・伸び・膨れが発生しにくい構成となっています。
- ダンスリューム:裏面には糸(寒冷紗)を施し、塩ビ系シート全般で発生する気温による伸縮を抑え、糊貼り施工時の高い強度を実現しています。
メンテナンスについて
- TMフロア:汚れが拭き取りやすいので、日常のメンテナンスが簡単です。
- ダンスリウム:基本的には水拭き、汚れがあるものには中性洗剤を薄めて拭きとってください。
以上がメーカサイトより引用した比較内容になります。いかがでしょうか?正直なところ機能面はあまり変わらないように感じられますね。
弊社に置いているサンプルで比較をしてみると、TMフロアは重厚感があり表面つるつるしていて、ダンスリュームの方は梨地によるざらざら感があるように感じました。
サンプル請求・価格はここをチェック!
余談ですが、よりマットな質感なのはダンスリュームで、色がたくさんあるのとフラッシュが反射しないので、写真屋さんなんかでも買われていたりします。
厚みの違いであったり、価格やお色面でも選ぶポイントはあるかと思いますので、参考になりましたら幸いです。
実際に質感が見たいという方には会員登録でサンプルをご手配させて頂いておりますので、お気軽にお申込みください。