● 基材表面の平滑性注意

基材表面の平滑性が仕上がりに影響を与えます。充分な下地調整を行い、ゴミなどの付着物を完全に取り除いてから貼り付けてください。 基材には焼付塗装鋼板等、平滑な下地をお選びください。石こうボード、ケイ酸カルシウム板などはお避けください。

● フィルム表面のキズつき注意

フィルム表面に摩擦力が働くと、キズがつきやすいのでご注意ください。フィルムの貼り付けは、やわらかい布を巻いたスキージーで圧着してください。 硬いもの（やわらかい布を巻かないスキージーなど）で圧着すると、フィルム表面を傷つける場合があります。 スキージーに巻いたやわらかい布が摩耗したり汚れが付着した場合は新しい布に巻き換えて使用してください。

● 施工後の照明環境注意

施工後のフィルムへの光の照射具合によって、表面に細かなキズやムラが見える場合があります。 特にダウンライトなどの指向性のある照明の場合、細かいキズが目立ちやすくなります。

● その他

・下地の平滑性/ 不陸（凸凹）などが、筆記性/消去性や投影画像の品質に影響を与えますので、施工前に確認してください。

・石膏ボードに貼る場合には、上記に加え、筆記する筆圧でボードに筆記跡が残る場合があります。また、WH-111を石膏ボードに貼った場合は不燃認定に該当いたしません。

・フィルムへの筆記には、ホワイトボードマーカーをお使いください。それ以外のペンで書いてしまうと消えないことがあります。

・イレーザーの種類により、消去性に若干の違いが出ますので、ご了承ください。特にPWF-500は、以下に挙げる推奨イレーザーをご使用ください。メーカー：プラス　製品名：ホワイトボードイレーザー　ER-44369

・ 使用初期は、マーカーによって筆記時インクのはじきが生じる可能性があります。数回使用していただくと、はじきをなくすことができます。

・筆記後長時間放置すると、消去しにくくなる場合があります。筆記後はできるだけ早く消去してください。

・ 3次元曲面への施工の際はご注意ください。

・フィルムを伸ばしたり、折り曲げたりしますと表面層が損傷し、その部分はインクが消せなくなりますので、施工時はご注意ください。

・フィルム表面にキズを付けると、凹部にマーカーのインクが入り込み汚れて消せなくなりますのでご注意ください。

・一般的な3M? ダイノック? フィルムと異なりフィルムが引き裂けやすいのでご注意ください。特にWH-200、PWF-500については、冬期の低温時にフィルムが硬く脆くなるので、フィルムに衝撃を与えないでください。また目地処理や折り曲げはフィルムを加熱するなどして貼付施工してください。

・PWF-500、WH-200で重ね貼りする際、3M? プライマーDP-900N3の初期の密着力が低いのでフィルムを貼り剥がしせずに貼付するか、下側のフィルムの表面を研磨した後、3M ? プライマーDP-900N3を塗布してから重ね貼り施工を行ってください。

WH-111

・フィルムが硬いので、 2次元曲面、3次元曲面への施工はできません。折り曲げたり、巻き込んで施工した場合、剥離することがありますので、お避けください。

・施工可能な下地は平滑な鋼板のみになります。