■選択・施工上のご注意
●サンプル帳や現品見本、写真見本と商品の色が若干異なる場合がありますのでご了承ください。
●柄物の商品を流し貼りにする場合、それぞれ柄の出方が異なりますので柄は合いません。
●ライン柄の商品を市松貼りにする場合、デザイン上、コーナーのつき合わせがずれて見えます。
●防汚マークは商品の防汚性を示す目安です。用途に応じた防汚性カーペットタイルをお選びください。また美観維持のため、日常メンテナンスを心がけてください。
●歩行マークは歩行頻度に対する耐久性の目安です。用途に応じたカーペットタイルをお選びください。
●梱包ケースに記載されている品名・色番・ロット・数量をご確認の上、施工を開始してください。同一床面上は同ロットで仕上げてください。
●施工後しばらくは色ムラに見えることがあります。これはパイルの倒れ具合によるものであり、徐々に解消されます。
●下地は湿気の少ない平坦かつ堅牢なものとし、適切な施工環境を維持してください。施工環境が整わなかった場合、目地隙や突き上げ、膨れ、臭気などをまねく場合があります。
●コンクリート系の下地の場合、そこにアルカリ性の過剰な水分(水分率8%以上)があると、バッキングの塩ビ樹脂中に含まれる可塑剤が加水分解し、異臭(アルコール系)が発生する場合があります。
施工前に必ず水分率を確認し、水分率が高い場合は充分乾燥させてください。
●各商品の指定接着剤をご使用ください。
●目地にパイルを挟まないようにご注意ください。目地隙や段差の原因となります。
●下地の汚れを完全に除去して施工してください。接着不良のおそれがあります。
●市松貼り、流し貼りの選択は、各商品ごとの推奨施工方法をご参照ください。
●推奨施工方法以外の貼り方で施工すると、目地の出方が不自然に目立つ場合があります。施工前に必ずご確認ください。
●ジョイント部にパイルの高低差が生じ、目地が目立つ場合や、施工後、柄の並びに違和感がある場合は、他の場所との入れ替えをお願いします。
●オゾンを発生させる空気清浄機が使用される場所や窒素酸化ガスの影響をうけやすい場所等ではパイルが変色する場合があります。
●素材固有の臭いがあります。特に施工直後は換気を心掛けてください。
●カーペットタイルは繊維と塩ビの商品です。急激な温度変化は目地隙、突き上げの原因となりますので、室温になじませてから施工を開始し、施工中は急激な環境変化のないようにしてください。
●OAフロア上へ施工をされる場合、OAフロアの形状や接地面積に留意して接着剤の塗布量を調整してください。
●重量のあるキャスター椅子などによる局所荷重はカーペットタイルの伸びや剥がれの原因になります。
●リサイクルパウダー入りPVCバッキングの商品については、製法上裏面が部分的に白くみえたり、多少凹凸がありますが、品質に影響を及ぼすものではありません。
■使用上のご注意
●カーペットタイルの剥がれ、反り、膨れなどが生じた場合は即座に補修してください。放置しておくと全体に影響が及び、美観を損なうほか、つまずいて転ぶ可能性があります。
●カットパイルは、使用中にパイルの方向が部分的に異なり、雲状の色むらのように見えることがあります。この現象はカットパイルの性質であり、品質の欠陥ではありません。
●ゴム製品や家具などの保護用ゴム材・塗料・防腐剤・殺虫剤などによって、カーペットタイルが汚染され変褪色をまねくおそれがあります。
●家具の脚・ハイヒールなどの突起物、キャスター椅子による局部荷重は、へこみ跡やバッキング部分の損傷、カーペットタイルの剥がれ、パイルへたりの原因となります。
●長時間直射日光が当たる場所では、パイルが変褪色する可能性があります。カーテン、ブラインドなどで日よけしてください。
カーペットタイル取扱上のご注意
■メンテナンスについて
●汚れに応じて水または中性洗剤を薄めたもので洗い流し、よく乾かしてからもとの位置に戻してください。
●塩素系の洗剤や化学薬品でパイルが変褪色するおそれがあります。
●ダストコントロールタイル(DT-1230、DT-1240)については、ダストポケット効果を維持するため、定期的に掃除機でメンテナンスを行なってください。
●汚れがどうしても落ちない部分は新しいカーペットタイルと交換してください。
メンテナンス資料