
学校の床材といえばフローリングやタイルが定番かと思いますが、凹んだ傷が残ったり、定期的のワックスがけでメンテナンスの負担が大きく、きれいな状態をキープするのが大変とお悩みを聞きます。
新しい校舎やリノベーションで床を変えるなら頑丈で傷に強く、10年、20年と長く同じ状態で使える床材がいいですよね。
そこでプロが学校におススメする床材を3点集めてみました!
床をカバーするだけではなく、業務用としての耐久性や、あったら便利な機能性などポイントを抑えてご紹介します。
目次
学校の床材選びには3つの重要なポイントがあります
耐久性
人通りや物の移動が多い教室や廊下だと、フローリングの床は劣化で色あせや凹みが気になる場所があると思います。
また湿気や水漏れが原因で床が膨れたり、ささくれのように部分的にめくれたりすると、簡単な補修が難しく張り替えが必要になったりと大変です。
そのため歩行量が多くても同じ見た目を保ちやすく、安全な状態をキープする丈夫な耐久性が学校の床には欠かせません。
床材は歩行量が少ない住宅用から、たくさんの方が利用する学校や病院向けなど種類がたくさんあるので業務用の床材を探すのが難しいですよね。
そこで見分けがしやすいように「重歩行マーク」を見印に探すといいです!
土足にも対応しているので、上履きに履き替えない大学や専門学校も大丈夫ですよ!

メンテナンス性
汚れないようにフローリングにワックスがけをしますが、出入りが激しい学校では頻度が多く、面積も広いので手間がかかりますよね。
またフローリングの隙間にゴミが溜まったり、時間が空くと汚れが取りにくいです。
そのため汚れが残りにくく取れやすい特殊なコーティング「ノーワックス加工」がおススメです。
汚れに強い床材を取り入れると、日常的の簡単なお手入れで清潔な環境を保ちやすく掃除やお金の負担が減るので、メンテナンス性は学校に欠かせません。

デザイン性
フローリングやリノリウムが学校でよく使われていますが、床をカバーする目的だけでデザインに特徴がなく、どこか冷たく感じます。
室内で大きな面積を占める床にデザイン性を取り入れることで雰囲気がガラッと変わって、おしゃれで通いたくなる学校になります!
例えば、定番の木目調でもヘリンボーン柄にするとワンランク上のおしゃれな教室になったり、トレンドのモルタル調だとカフェのような学校ではない異空間になります。

プロがおススメする床材3選!
①長尺シート・リノリウム
長尺シートは土足による摩耗やキズに強く、耐久性に優れているので校舎全体で使える優秀な床材です。
特別なコーティングが施されているのでワックスが不要で汚れが付きにくく、落としやすい防汚性に優れていて、手間がかからずきれいな状態もキープできます!
ビニル製なので水をはじく特性があり、モップで汚れが気になる部分を掃除できます。
大きなシートなのでつなぎ目も少なく、床がめくれたり、浮いたりといったトラブルが起こりにくいので、安心してお使いいただけます。
食堂やトイレなど教室以外の特殊な場所にむけた長尺シートがあるので後ほどご紹介します。

②タイルカーペット
人通りの多い場所で使える重歩行用のタイルカーペットはヘタリにくく、摩擦にも強いので廊下や教室でも安心して長くお使いいただけます。
カーペットなのでほこりが舞いにくく、掃除機で簡単にパイル(繊維)にキャッチされたゴミを取り除けるので手軽に掃除できます。
また汚れが付きにくい加工できれいな状態を長期間保ちやすく、万が一汚れても簡単かつお手頃に張り替えが出来るのでメンテナンス性が優秀ですね!
ほとんどの商品が防炎に対応しているので消防法が厳しい教育施設でも柄や色展開が多く、デザイン重視で選べます。

③フロアタイル
おしゃれなカフェやオフィスのようなデザイン性を学校に取り入れたい方にはフロアタイルがおススメです。
他の床材に比べて天然素材に似せた質感や色が特徴で、サイズ展開も多く、数えきれないほど種類があります。
汚れが残りにくいノーワックス加工された商品が多く、耐久性にも優れているので機能性も抜群です!

場所ごとにおススメする商品
教室や廊下におススメ
発砲層の長尺シート
フローリングやタイルは表面が硬く、転んだときは衝撃が大きくて、小さい子供が多い場所には注意が必要ですよね。
そこで転んでも衝撃が吸収され安心しやすい、発砲層の長尺シートをお勧めします。
表面の耐久性は劣らず、ノーワックス加工でメンテナンスも簡単なので、病院や介護施設でよく使われています。
子どもがよく走り回る幼稚園や保育園、小学校は特におススメですね!

タイルカーペット
タイルカーペットは適度なクッション性でリラックスしやすく、吸音効果もあるので机を引きずる音が気になりにくく教室や図書室におすすめです。
汚れても部分的に張り替えが出来るので、メンテナンスがしやすく、先生が職員さんが気軽に交換できます。
色を組み合わせたり、置き方を変えたりとデザインを自由自在に変えれるので、教室に合わせて雰囲気がかわりますね!
特におすすめは東リのGA100シリーズで、文教施設協会が認めるほど学校に合った耐久性や安全性をクリアしてます。

トイレにおススメ
消臭機能付き長尺シート
名前の通り消臭性が付いて、臭いが気になるトイレにおススメする長尺シートです。
タイルだと黒ずみが気になったり、溝に汚れが溜まりやすいですが、消臭長尺シートだと汚れが取れやすい防汚性、防カビ、抗菌など機能性が抜群で、簡単なお掃除できれいな状態をキープできます。
また表面がツルツルしたタイルだと、転びそうになってヒヤッとした経験があるかと思います。
消臭機能付き長尺シートは滑りにくいよう特殊な加工が施されているので、安心してご利用いただけますね。
木目調や大理石調などおしゃれなデザインもあるので、臭い・汚い・古い見た目から、みんなが使いたくなるトイレに変えてみてはいかがでしょうか。

食堂やカフェにおススメ
防滑性長尺シート
通常の長尺シートに比べて防滑性長尺シートは表面が凸凹しているので滑りにくく、安心して食べ物を運べます。
万が一、熱い食べ物をこぼしても耐熱性に優れているので跡が残りにくく、同じ見た目をキープできます!
抗菌や抗ウイルスなど食堂にあったら嬉しい機能性だけではなく、木目やモルタルなどおしゃれなデザインもあるので、学校ではなくカフェのような息抜きがしやすい雰囲気に変えれる優秀な床材です。

理科室・実験室・研究室におススメ
薬品によって色あせや劣化が目立ちやすい理科室の床には耐薬性の長尺シートがおススメです。
長尺シートなので椅子との摩擦にも強く、掃除がしやすい様に防汚性も付いているので綺麗な床を保ちやすいです。
また帯電性も付いていると床との摩擦で発生する静電気を緩和するので、検査機械やパソコンに影響しにくい特徴があります。

外廊下・正面玄関におススメ
防滑シート
外からのほこりやごみが入りやすく、雨の日は特に滑りやすい玄関には防滑シートがおススメです。
表面が凹凸になっているので滑りにくく、ほうきやデックブラシでさっと汚れを落としやすい優れた床材です。
デザイン展開も多く、おしゃれな木目調やモルタル調を取り入れると、綺麗でかっこいい学校と覚えられやすいと思います!
また日当たりがよく色褪せが気になる場所にも屋外対応の防滑シートがあるので、安心してお使いいただけます。

体育館
アリーナフィット
フローリングが主流の体育館・スタジオですが部分的な補修が難しく、大きな面積をワックスがけが必要でメンテナンスに困っている学校も少なくありません。
そこでワゴンの移動にも強い耐久性(耐荷重)と、ワックスがけが不要なメンテナンス性、衝撃吸収力があるので転んでも大きな怪我に繋がりにくい、機能性に優れたアリーナフィットはいかがでしょうか。
木目調だけではなく色展開もあるので、エリアごとに使い分けると空間を仕切る効果もあります!

職員室やコンピューター室
置き敷きフロアタイル
パソコンや電話の配線が多い職員室には、OAフロアの上にタイルカーペットが使われるのが主流ですが、おしゃれなフロアタイルは知ってますか?
リアルな質感が特徴的で、例えば木目調を取り入れると温かみが生まれ、生徒も気兼ねなく入りやすい職員室になります!
通常のフロアタイルとは違って置き敷きフロアタイルは厚めなのでタイルカーペットと同じ接着剤を使って設置ができますし、帯電機能が備わっているので静電気によってパソコンのトラブルを防げます。
置き敷きフロアタイルを学校におススメする理由のコンテンツもあるのでよかったら確認してください♪

いかがでしたでしょうか。
1日に多くの人が利用する教育施設では、耐久性とメンテナンス性が欠かせませんが、場所によって床材を使い分けると安全で、きれいな状態を長く保つことができます。
またデザイン性を取り入れると、一度学校に来たら覚えてもらえるような素敵な学校になります!
画像では伝わりにくい部分があるので、実際に無料サンプルで比較いただくことをお勧めします。
施工される範囲が大きい場合、見積書にて金額のご案内も可能なので、お気軽にメール・電話でお問い合わせください♪


