
はじめに
「和風の内装にしたいけど、どんな素材があるのか分からない」
「畳だけじゃない“和”の床材ってあるのかな?」
「壁や窓まわりまで、トータルで和の雰囲気を出せる?」
「自分の施設に合う素材が分からない…」
そんな風に感じながら、このページを開いてくださった方も多いかもしれません。
実は、“和”を感じさせる内装材って、床・壁・窓まわりなど、想像以上にたくさんの選択肢があります。
和モダンな飲食店や旅館、古民家風カフェなどでも使われている素材の中から、
「見た目」「使いやすさ」「コスト」など、バランスよく選べるものを集めました。
床だけでなく、壁・窓まわりまで一緒に揃えることで、空間全体に統一感が生まれます。
そんな“ちょうどいい”和の内装材を、3つのカテゴリで分かりやすくご紹介します。
施設やお店の雰囲気づくりにぴったりの素材が見つかりますように!
和の床材:空間の第一印象をつくる「足元」のこだわり
旅館や和食店などの「和風内装材」を探している方へ。
和モダンな店舗に人気の床材を、施工例を交えてご紹介します。
たとえば「旅館の内装リニューアル」で実際に採用されている事例もありますし、
飲食店の床材選びに迷ったときは、“和の素材感”で統一感を出すのがおすすめです。
お店や施設に入って最初に目に入る場所、それが「床」。
特に“和の雰囲気”を大切にしたい場所では、どんな素材を選ぶかがとても重要です。
ここでは、見た目はもちろん、使いやすさや特徴もふまえて、
実際の現場でも選ばれている「和の床材」を紹介していきます。
フロアタイル(和木目・和石目)
■ 土足でも安心。上質な“和モダン”空間をつくるなら

・石目や木目調の中に、和の落ち着いた雰囲気を感じさせる柄が豊富
・傷や汚れに強く、人通りが多いエリアでも安心
・掃除もしやすく、キレイが長持ち
・ロビー、通路、飲食スペース、客室の一部に

⇒「見た目も和っぽくしたいけど、土足だし耐久性も大事」
そんなニーズに応えてくれる、デザインと機能を両立した床材です。
フロアタイルって何?もっと詳しく知りたい方は、
→ 【プロが教える!】フロアタイル・Pタイル徹底解説! を参考にどうぞ。
「気になる和のフロアタイル、こちらから一覧チェックできます」
タイルカーペット(和柄・和木目調)
■ 落ち着いた空間に、“静かでやさしい”床を

・市松柄や織物風など、和を感じさせるデザインが豊富
・防音性が高く、足音をやわらげてくれるから静かな空間にぴったり
・万が一汚れても、1枚だけ貼り替えできるのも便利なポイント
・旅館の廊下や、和食店の客席、待合スペースなどにおすすめ

⇒「落ち着きのある和空間をつくりたい」
そんなときにぴったりの床材です。
タイルカーペットをもう少し詳しく知りたい方は、
→ 【プロが教える!】タイルカーペット徹底解説!を参考にどうぞ。
「気になる和のタイルカーペット、こちらから一覧チェックできます」
オーダーカーペット(和柄・和テイスト)
■ ぴったりサイズで、空間に一体感と品格を

・広い空間や変形スペースでも、ぴったりサイズで仕上がるのが最大の魅力
・市松・流水・麻の葉など、落ち着いた和柄のデザインも豊富
・ホテルや旅館の大広間、宴会場、法要スペースなどによく使われています
・土足対応の業務用グレードも選べるので、使い方に合わせて選びやすい

⇒ 「空間全体を一枚で仕上げたい」
「既製サイズじゃ合わないけど、和の雰囲気は大事」
そんなときに頼れる床材です。
オーダーカーペットをもう少し詳しく知りたい方は、
→ 【プロが教える!】オーダーカーペット徹底解説!を参考にどうぞ。
「気になる和のオーダーカーペット、こちらから一覧チェックできます」
長尺シート(ワックスフリー/和木目・石目など)
■ 人が多く行き来する場所も、見た目と機能で“和”を守る

・土足OK&高耐久、玄関・通路・飲食スペースなどでも安心して使える床材
・和風の木目柄や石目調のデザインで、空間の雰囲気もくずさない
・傷や汚れに強く、掃除がしやすいから、荷物の出し入れが多い施設や人通りの多い場所にもぴったり
・ワックス不要・耐薬品・消臭・抗菌・抗ウイルスなど、メンテナンス性と衛生面もばっちり

⇒ 「きれいな状態を長く保ちたい」「掃除の手間は減らしたい」「でも和の雰囲気はそのままにしたい」
そんな要望に応えられる、プロが選ぶ“見せる床”です。
長尺シートとは?もう少し詳しく知りたい方は、
→ 【プロが教える!】長尺シート リノリウム徹底解説!を参考にどうぞ。
「気になる和柄の長尺シート、ここから一覧でチェックできます」
置き畳(おきたたみ)
■ 畳の落ち着いた雰囲気を、手軽に取り入れたいときに

・置くだけでOK。和の空間がすぐに完成
・小上がりや客室の一角、控室など、必要な場所にだけ畳を取り入れられる
・レイアウト変更や模様替えのときも、すぐにはずせて原状回復もラク

⇒「本格的に畳を敷くのはむずかしいけど、ちょっと“和のやすらぎ”を取り入れたい」
そんなときにぴったりです。
籐タイル(とうタイル)
■ さらっと気持ちいい、天然素材の贅沢な床材

・本物の籐を編み込んだ、自然素材そのままの質感
・素足で歩いたときのさらりとした感触が気持ちいい
・和食店の個室や小上がり、待合室などにおすすめ
・見た目にも涼しげで、夏の空間にもぴったり
⇒ 価格はやや高めですが、「素材の質感にこだわりたい」「お客様に特別感を感じてほしい」
そんな施設に選ばれている、上質な床材です。
クッションフロア(織物調・和紙風)
■ 水まわりや素足で過ごす場所に、やわらかい“和”をプラス

・クッション性があって、足ざわりがやさしい
・織物調や和紙風、麻柄など、和テイストの柄がたくさん
・水や汚れに強く、お手入れがとても簡単
・脱衣所、トイレ、洗面まわりなどにぴったり

⇒ 「コストをおさえながら、ちょっとだけ和を入れたい」
「水まわりや、小規模な場所づくりにも重宝されています。」
とても扱いやすい、実用性も高い床材です。
クッションフロアってよく聞くけど、どれがいいの?
→ 【プロが徹底比較】クッションフロアー メーカーおすすめ商品紹介と特徴を解説! を参考にどうぞ。
「気になる和柄のクッションフロアー、ここから一覧でチェックできます」
和の壁材:雰囲気を引き締める【和】のデザイン
壁は、床や窓まわりと一緒になって空間の雰囲気を決める大切な要素。
特に“和”の空間では、壁そのものが演出の要となることもありますよね。
ここでは、壁紙に加えて、最近注目されている化粧フィルムも含めて、和の空気感を演出できる選りすぐりの壁材をご紹介します。
和柄壁紙(ビニールクロス)
■ 手軽に“和”を取り入れたいときの定番選手

・漆喰風、和紙風、織物調など、微妙な質感の違いで雰囲気づくりができる
・壁の一部に貼り替えるだけで空気が変わるので手軽
・広さや予算に合わせて、コスト調整もしやすい
・和食店の壁や旅館の客室、廊下のアクセントにも便利

⇒ 「とりあえず和っぽさを出したい」「まずは部分から始めようかな」
そんな方におすすめです。
紙クロス・織物壁紙
■ 上質な空間にふさわしい、素材感重視の選択

・和紙や布素材そのものを使うため、触れて感じる深みが違います
・光の当たり方で表情が変わる、上品で奥行きある仕上がり
・高級旅館や和モダンな個室、サロンなどにぴったり

⇒ 価格は高めですが、「上質な体験を届けたい」「雰囲気で差をつけたい」施設には価値ある素材です。
和風ガラスフィルム
■ やわらかい光と、和の空気感を取り入れたいときに

・障子や襖を思わせるような、和紙調のデザインが魅力
・やさしい透け感で、外からの光をふんわり取り入れつつ、しっかり視線はカット
・格子柄、乳白の無地タイプ、組子風など、デザインの幅も広く、和室にも現代空間にもなじみやすい
・客室の浴室まわり、店舗の間仕切り、ガラス面の目隠しに使われることが多く、見た目と機能のバランスが◎
・※貼るとしっかり密着するため、基本的には貼り替えや原状回復を前提としない施工になります

⇒ 「カーテンじゃない方法で目隠ししたい」
そんなニーズに応えてくれる、和の美しさと実用性を兼ね備えた素材です。
化粧フィルム(和風柄)
■ 壁・扉・什器まわりに、リアルな質感で“和”をプラス

・木目や和紙調、石目柄など、壁紙では表現しきれないリアルな質感と奥行きが魅力
・表面にはエンボス加工が施されていて、光の反射や触れたときの立体感にもこだわった仕上がり
・壁や柱、カウンター、ドア、什器などに貼ることで、空間全体のトーンを和風にまとめられます
・既存の面材を活かしながら、高級感をプラスしたい場所におすすめ

⇒ 「和の雰囲気をもっとしっかり出したい」
「ちょっと安っぽく見える部分を、グレードアップしたい」
そんなときに選ばれている素材です。※窓ガラスには使用できません。
和の窓まわり:光と視線を“やさしく整える”工夫
和の空間づくりでは、ただ遮るだけのカーテンではなく、光の入り方や見た目の印象まで含めて考えたいところ。
窓まわりの素材を工夫するだけで、空間全体の雰囲気がぐっと“和”に近づきます。
ここでは、現代建築にもなじむ「和の窓まわりアイテム」をご紹介します。
経木すだれ(すだれ風ロールスクリーン)
■ 日差しをやわらげて、視線もほどよくカット

・すだれのような素材感で、ナチュラルな見た目と風通しの良さが魅力
・直射日光をやさしく遮りつつ、光はほんのり取り込む
・和食店やサロン、ロビーの間仕切りなどにもよく使われます
・ロール式で上下開閉ができるので、使い勝手も◎

⇒ 「雰囲気を崩さずに日差しを調整したい」
「布のカーテンだと重たいけど、すだれなら和の空気にぴったり」
そんな場面にフィットするアイテムです。
木製ブラインド(和カラー対応)
■ 和室にも合う、やさしい木の存在感

・天然木の風合いで、和モダンな雰囲気にもよくなじむ
・羽根幅や色味(ナチュラル・ブラウン・ブラックなど)を選べば、畳や木目の床との相性も◎
・調光もできるので、やわらかな光とプライバシーのバランスがとれる
・店舗の窓まわりや旅館の客室にも人気

⇒ 「ただ遮るだけじゃなく、空間に温もりがほしい」
という時に選ばれている、見た目も機能も両立した窓まわり素材です。
プリーツスクリーン(和紙調)
■ 光を取り込みながら、空間をふんわり仕切る

・和紙風のやわらかな生地で、和室やモダンな空間にも自然に溶け込む
・上下の開閉が可能で、採光・目隠しの調整がしやすい
・シンプルな無地や、織り柄入り、グラデーションなどデザインも豊富
・窓だけでなく、間仕切りや小空間の仕上げにも使える柔軟さが魅力

⇒ 「障子のような透け感がほしい」
「やわらかい雰囲気で仕切りたい」
そんな希望に応えてくれるスクリーンです。
おわりに
私たちワコードープロでは、これまでにも旅館・ホテル・和食店・和風の店舗様などへ、たくさんの内装材を納品してきた実績があります。
そうした現場で選ばれてきた商品の中から、使いやすくて見映えのする“和風”の内装材を厳選して今回は紹介しました!
和の雰囲気を演出するには、床・壁・窓まわり、それぞれの素材選びがとても大切です。
「使いやすさ」や「施工のしやすさ」はもちろん、
見た目の印象や、お客様に与える雰囲気も大きく変わってきます。
今回ご紹介した素材の中で、「これいいかも」と思えるものが一つでも見つかればうれしいです。
商品や最適な素材選び、予算感、あるいは他の素材との組み合わせについて、気になることがありましたらぜひお気軽にワコードープロまでご相談ください。
皆さんが思う、ぴったりの和の内装材が見つかりますように♪
サンプルのご請求も各ページから可能です。
見てみたい商品があれば是非サンプル請求してみてくださいね!