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最近、病院やクリニックの内装は、「安心・清潔」なだけでなく、まるでホテルのようにおしゃれで居心地のいい空間が求められるようになっています。

患者さんがリラックスして過ごせること。そして、医療の現場として大切な機能性もちゃんと両立させること。この2つを叶えるには、内装材の選び方がとっても重要なんです。

今回は、ホテルライクな医療施設をつくるための、床材壁材の選び方をご紹介しますね。


 

◆床材の選び方

1. 豪華な雰囲気にしたいなら「タイルカーペット」

「高級感を出したい!」という方にぴったりなのが、タイルカーペットです。待合室や病室、カウンセリングルームに使うと、まるでホテルのような贅沢な雰囲気になります。
ふかふかで音も吸収してくれるので、患者さんもゆったり過ごせます。

【おすすめのタイルカーペット】

  • サンゲツ・ShawContract(ショウ・コントラクト)

    海外の有名なブランドで、デザインがとっても華やかです。環境にも配慮されたタイルカーペットです。

  • 東リ・GXシリーズ

    東リの定番商品といえばGA100ですが、デザインにこだわるならGXシリーズが断然おすすめです!

2. オシャレさを重視するなら「フロアタイル」

本物の木や石そっくりなデザインが豊富なフロアタイルは、とてもおしゃれで雰囲気がグッと良くなります。
受付や廊下など、人がたくさん通る場所におすすめです。
ワックス不要のタイプを選べば、普段のお掃除だけでもキレイなままをキープできます

【おすすめのフロアタイル】

  • 東リ・イークリーンNW-EX

    汚れが付きにくく、落ちやすい優れものです。ワックスがけの手間も省けて、一石二鳥のおすすめ商品です。

 

3. 機能性を優先するなら「長尺シート」

「ここは絶対に清潔に保ちたい!」という場所には、抗菌・防滑・耐薬品性のある長尺シートがぴったり。
処置室や検査室、水まわりなどで大活躍します。
最近は、ヘリンボーン柄やモルタル調など、デザインも豊富になってきました。

【おすすめの長尺シート】

  • サンゲツ・ナーシングフロア (2mm厚)

    ちょうどいい厚みで、衝撃を吸収してくれます。廊下や広い待合室に使うのがおすすめです。

  • 東リ・SFフロアNW (2.8mm厚)

    2.8ミリ厚でクッション性がある上、耐動荷重の機能が付いています。
    リハビリルームや病室など、重たいベッドや器具の移動の際にも安心してお使いいただけます。


 

◆壁材の選び方

1. 高級感を出すなら「化粧フィルム」

木や石、布の質感をリアルに再現した化粧フィルムは、特別な個室や応接エリアにぴったり。
キズ防止機能や抗ウイルス機能付きのタイプもあるので、場所に合わせて選べます。

2. 広い場所には「機能性壁紙」

消臭・抗菌・抗ウイルス機能が付いた機能性壁紙は、廊下や病室など広いスペースにおすすめです。
特に大部屋では、においが気になることもありますよね。
機能性壁紙なら、コストを抑えながらも、清潔で快適な空間がつくれます。

3. 傷がつきやすい場所には「腰壁」

医療施設では、車椅子やストレッチャーがよく行き交うので、壁に傷がつきやすいですよね。
そんな時は、壁の下半分を守る腰壁がおすすめです。
いつまでもキレイな状態をキープできるうえ、消臭・抗ウイルスの機能もついてる優れものです。

4. 細かいところにもこだわるなら「ワイド巾木」

廊下の壁の下のほうが、黒く汚れているのを見たことはありませんか?
実はあれ、車椅子のタイヤが当たった跡なんです。
通常の巾木より高さがあるワイド巾木(ガード巾木)を使えば、汚れや傷から壁をしっかり守ってくれます。


 

◆まとめ

病院の内装を少し工夫するだけで、雰囲気はガラリと変わります。見た目のおしゃれさだけでなく、清潔さや丈夫さも大切ですよね。

「ホテルのような心地よさ」と「医療施設に欠かせない機能性」。この2つのバランスを考えた内装材選びで、患者さんにとってもっと素敵な空間をつくってみませんか?