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エレベーターは時間にして数分しか乗らないとはいえ、多くの人が毎日利用する建物の大事な設備ですね。
また、多くの人が毎日入れ替わりに利用することで汚れや傷がつきやすくなることも事実です。

エレベーターの床で求められる機能とは?

耐 久 性・・・・毎日多くの人の出入りにも耐える表面の強さが欲しい。
メンテナンス性・・・靴についた砂など外から多く持ち込まれる汚れも簡単に掃除したい。
防 滑 性・・・雨の日に乗り込んだら滑りそうになった、できるだけ滑らない床材がいい。


ここではエレベーターの床におすすめする床材を5つ紹介していこうと思います。

1.フロアタイル

一日に何十回と人が乗り込むエレベーターでは靴や荷物で傷つきやすく、次第に摩耗していきます。そのため表面の強度が強いフロアタイルが今まで一番多く使われてきました。

また、少し前まではPタイルなどの柄が無いような塩ビタイルばかりでしたが、最近ではデザイン性のあるリアルな質感のフロアタイルが人気があります。

ただ、防滑性はないため雨の日は滑るなど弱点もあります。

2.タイルカーペット

靴に付いた土やジャリ、また服についたホコリなど色々なものが持ち込まれ、放っておくとすぐに汚れてしまいます。

タイルカーペットは汚れたら自分で取り替えることができメンテナンス性もよく、またホテルのように高級感のある床へすぐに張り替えることができます。
さらに、転倒時の衝撃もやわらげ耐久性もあることからフロアタイル同様選ばれる方が多くいらっしゃいます。

3.カーペット

高級感を1番に求めるならカーペットになります。
カーペットは歩行量の多い場所(ホテルや公共施設など)で多く使用されており耐久性も問題はありません。
エレベータースペースでは派手目の柄が人気で汚れを目立ちにくくした対策を取られています。

4.長尺シート

長尺シート(塩ビシート)は182cmの幅があり、ほとんどのエレベーターは継ぎ目がなく1枚で施工ができます。
今は、ほとんどのシートがノンワックス仕様へ切り替わっておりメンテナンス性もあり、更に耐久性は問題がないため長尺シートを使う方も増えてきています。

また、雨の日の靴についた雨水が持ち込まれ滑りやすくなる場面も、防滑性のあるシートを使用することで転倒防止の対策になるのでとてもおすすめです。

5.ゴムタイル

へこみ、擦り傷、裂け、摩耗など色々な種類の床材の中でもっとも耐久性があることから歩行量の多い場所で使用されてきました。
水や汚れにも強くメンテナンス性も抜群!またヒールなどの気になる音に対しても衝撃を吸収することで低減できます。

 


床のみ話をしてきましたが残るスペースは壁面だけということで、ついでに壁も紹介しますね。

化粧フィルム(ダイノックシート)

傷がつきにくく丈夫なこと、破れづらいこと、水濡れや汚れにも強く耐久性が高いことで多くの場所で化粧フィルムが採用されています。
また、デザインやカラーが豊富にあり、柄を選ぶことで地味な印象から明るくきれいなスペースに早変わりです!

パンチカーペット

腰くらいまで養生として貼られているのをよく目にします。
傷防止等、コストで選ぶならパンチカーペットが一番安く済みます。

カーペット

壁にカーペット?!とビックリされた方もいらっしゃると思います。
経験からの案内なので参考までに。
パンチカーペットと同じように目的は傷やぶつけからの保護でした。
そこに、デザイン性が加わり高級な養生(保護)カーペットとして使うとのことでした。

 


エレベーター内の小さいスペースだけであればリフォームを行っても比較的低コストで済むので是非検討してみてはいかがでしょうか。