【選ぶならコレ】お寺や神社にオススメするレッドカーペット厳選集
まだ季節は夏ですが、秋から冬に向かってイベント・式典の準備などでお問い合わせが増えてくるのが、
・赤いじゅうたんありますか ・レッドカーペットがほしい ・毛氈とりあつかってますか という内容。
おまかせください!もちろんあります!ところでこれら全部、赤い敷物ですが、具体的に何が違うの?と思った方はいらっしゃいますでしょうか。
今回はさっくりそれぞれ違いをご説明します。ぜひ、魅力的な空間つくりの参考にしてみてください。
1.昔ながらの毛氈(もうせん)
①毛氈とは?
毛氈(もうせん)は羊の毛をフェルト状に圧縮して作られた布です。
赤いもうせんは緋毛氈(ひもうせん)と呼ばれて昔からお寺や茶席、お祝い事の席などで用いられてきました。
ウール生地であるため吸放湿に優れ通年で和室との相性が良くたたみピンで固定することができます。
➁毛氈の種類と違い
厚みの違い:1㎜・2㎜・3㎜・5㎜の4種類があります。
生地幅の違い:1㎜・2㎜は182㎝幅/3㎜・5㎜は190㎝幅 と厚みで少し生地幅が異なります。
ウール混紡率の違い:ワコードープロの毛氈にはウール100%の純毛タイプと、ウール80%・レーヨンを20%混ぜた混紡タイプの2種類があります。
発色の違い:ウール100%が昔からのなじみのある朱赤に対して、混紡はレーヨンに色が入りやすい性質があるためやや深みのあるお色になります。
▲手前の混紡の方が色が深く、奥の純毛は目の覚めるような朱色です。
▲厚みは4種類。
薄い物は装飾に、厚いものは敷物のような使い方に向きます。
お座敷の敷物として使用する場合は純毛の3~5㎜がおすすめです。
▲おもてうら、どちらも同じ見た目です。
毛氈には表裏が無いため、時々裏返して使用していただくと表面の傷みや退色を軽減して長持ちさせることができます。
▲毛羽立ちの違い:5cmくらいの範囲をわざと爪でこすってみました。
レーヨン混は柔らかくてなめらかな分、どうしても繊維同志がはなれやすく摩擦に弱くなります。
2.サイズ・形状自由なオーダーカーペット
床に常設するなら無地のオーダーカーペットもおすすめ。
高級感と毛足のクッション性があります。
変形オーダーも可能なので、好きなサイズ・形で作成できます。(幅の最大364㎝まで)
ホテルのロビーに敷きっぱなしにするなど、毛氈だと少し心もとない場所にはカーペットがおすすめです。
▲写真:OSR1190
3.汚れたところだけ交換できるタイルカーペット
タイルカーペットはその名の通り、50㎝×50㎝の小さなタイル状になったカーペットです。
人通りが多くてのちのち部分的な改修がおこりそう、なんていう場合はタイルカーペットがおすすめです。
張替えが簡単なので汚れた場所だけ交換しながら長くご使用いただけます。
▲写真:DT2206
3.コストを抑えるならパンチカーペット
パンチカーペットはイベントでよく使用される、合成繊維で作られたフェルト状の床材です。
ポリプロピレンやポリエステルなどの染色性が高くて低コストの糸を固く圧縮しており、土足での使用が可能です。
化学繊維なので表面は毛氈よりは固く丈夫ではありますが、耐久性や歩行感は他のカーペット類に劣ります。
イベントなど、使い捨てで使用される場合におすすめです。
▲パンチカーペットのおもてうら:イベントなどで使用されることが多いパンチカーペット。裏面は両面テープなどで固定しやすいように樹脂などでコーティングされています。
▲ラバークッション付きのパンチカーペット:歩行感を高める為に裏面にクッションがついたタイプ。
以上、お寺やお祝いごとでよくお問い合わせいただく、【赤いカーペット】の種類や違いのご紹介でした。
こんな場所にはどのタイプがいいのかな?と迷われたら是非お気軽にお問い合わせください。