あ行アキスミンスター
あらかじめ定めた順序に従って配列した色糸を織り込んでつくられた、多彩で複雑な柄が特色の織じゅうたんのこと。
色糸の織り込み方法によってスプールアキスミンスター、グリッパーアキスミンスターなどの名称で呼ばれます。 遊び毛
紡績糸を用いたパイル敷物の場合、固定されていない短い繊維が歩行や清掃により抜け出たもの。
通常の掃除を行っていれば数ヶ月程度でほとんどなくなります。 不良品ではないかとの問い合わせを 受けることが少なくありませんが、これはカーペットおよび耐久性に影響を与えるものではありません。 一次基布
タフテッドカーペットのパイル糸を植える(刺し込む)基布。
ジュート基布と合繊基布があるが、現在はほとんど合繊基布が使用されています。 ウィルトンカーペット
ワイヤの打ち込み装置をもつ織機でつくった織じゅうたん。
18世紀中ごろ、英国のウィルトン市で初めてつくられたことからこの名がつきました。 使用できる糸色数は普通5色柄まででき、自由な柄が表現することができます。 上・中級グレードのカーペットで、施設、ホテル等の工事用カーペットとしても愛用されている織じゅうたんです。 ウール
羊毛のこと。保湿性と保温性、弾力性に優れ、燃えにくく、しわになりにくいという特徴を持った天然素材です。
虫害を受けやすいという欠点もあります。主に衣類やカーペットに使用されています。 エンボス
「浮き出し」という意味。カーペットの表面に凹凸模様をつけることをエンボス加工といいます。
江戸間
たたみ1畳を88cm×176cmとする規格サイズ。おもに江戸および関東周辺で用いられた家屋の測り方。
柱の中心と隣の柱の中心までの距離(一間という)を六尺(約182cm)とするものです。 オーバーロック
カーペットの裁断箇所をパイル糸と同色の糸で、オーバーロックミシンで二重縫いして縁がかりすることをいいます。
目的はカーペットのほつれ防止や外観をそこなわないようにすることです。 または「サージング」とも呼ばれています。 か行カット・ループ
カット・アンド・ループの略で、カットパイルとループパイルが混在するパイル形状の呼称です。
一般的には、パイル長の最も高い部分がカットパイル、それ以外がループパイルのものをいいます。 「ハイカット・ローループ」ともいいます。 カットパイル
ループパイルの対比語で、ソフトで軟らかい肌触りが特徴です。
環状のループパイル糸を製造中にカットした製品がカットパイルカーペットです。 プラッシュ、サキソニー、ベロア、シャギーなどがこれに当てはまります。 カンガバック
米テキスタイル・ラバーケミカル社が開発した、ポリウレタンをカーペットのバッキングに用いる加工方法。
特徴 1.遮音性が高い(L-35クラス) 2.断熱性に富んでいる 3.軽くて強い 4.厚さ、堅さ、発泡倍率を3〜15倍に自由に変える事ができる 5.加工に要するエネルギーが少ない カンガバックという名前は、 ピョンピョン跳ねる「カンガルー」のイメージと「バッキング」とを合成した登録商標です。 基布ゲージさ行シーミング
カーペットの織り幅よりも施工場所が広い場合は、カーペットをつなぎ合わせて敷き込むことになります。
これをシーミングといいます。 シーミングには、専用のシーミングテープという粘着剤の付いたテープを使い、 カーペットを繋ぐ部分の下にシーミングテープを置き、専用のアイロンで、粘着剤を溶かしながら接合していきます。 シャギーステッチ全厚た行タフテッドカーペット
タフティング機で基布にパイル糸を刺し込み、
パイルが抜けないように裏面に接着剤をコーティングしパイル糸を固定した床敷物。 ルーパーやナイフの作用でループ状あるいはカット状のパイルを形成し、裏面に接着剤でパイルを固定、 さらに第2期布の裏打ちまたはその他の裏加工を施し、寸法形状の安定性と耐用性を確保した敷物です。 織りカーペットの数十倍以上の生産能力があり、現在のカーペットの主流となっています。 テープロック
カーペットの裁断箇所をテープ(生地)でミシン縫製することをいいます。
目的はカーペットのほつれ防止や外観をそこなわないようにすることです。ラグ製品に多い仕様です。 な行二次基布は行パイルパイル長
カーペットの表面の毛足の長さ。パイルの長さ。
ポリプロピレン
石油精製の際に、大量に発生するプロピレンで、これを溶解紡糸したものをいいます。
水に浮くほど軽く、しかも強いといった特有の性能を生かせるカーペットや産業資材の面で 大いに強みを発揮しています。 この特性を生かしてニードルパンチカーペットやレベルカーペットなどに使用されています。 ら行ループパイル
カットパイルの対比語で、カットパイルよりも耐久性にすぐれています。
パイル糸がカットされていない、ループ状になっているのがループパイル製品です。 ループパイル製品には製法によりレベルループ、マルチループ、ハイローループなどがあります。 |